12月10日 水曜日 本日10日から特定秘密保護法の施行。

犬丸は選挙公報にすでに書いているが、この法律が施行されるといきなり40万件以上がこの法律の適用を受ける。私たちにはその膨大な数の国の秘密がどんなものなのかさえ知らされない。
個人が直接、公的な機関から情報をもらえない。
これは、国民の知る権利を奪われていることになる。
どんどん、暗い国へ進んでいる。
誰がこんなことを喜んでしているのだろう?
そういえば、戦前の昭和の時代、国民を苦しめた『治安維持法」。
これは、軍隊が管轄したのではなく「内務省」官僚組織だった。
官僚が国民を苦しめたのである。
その内務省の役人が中曽根元首相や自民党の町村氏の父(町村金吾は特高警察のトップ)。
敗戦後の日本で、本来ならば「国民を苦しめた」罪で、世の中から抹殺されてよいはずだった。
ところが、中曽根氏はご覧のとおり、現在も健在で「憲法改正」にとどまらず「「超党派議員による憲法制定委員会?(正式な名称は知らない)のトップなのである」。
繰り返すが「憲法9条改正」程度ではなく「新憲法を制定する」と言うのである。
新憲法と言うと「真新しい素晴らしい国民のための憲法」と思いこむ人がいるかもしれない。
ところが、そうではない。中曽根氏がいうところの新憲法は「自民党憲法改正案」である。
それを見ると、人権などという言葉は用いているが国民の権利は国の法律によって制限できるという内容である。
これは大日本帝国憲法下と同じで国や政府が勝手に国民の権利財産を奪うことができるということなのである。
既成政党の議員たちはみんなこの恐ろしいことについて、口を閉ざしたままだ。
なぜ、この恐怖の自民党の憲法改正案にNOと言えないのか?
これはまさに与野党総グルであるとしか言いようがない。
また、国民を治安維持法で苦しめた「内務省官僚の町村金吾」は戦後は北海道日日新聞のトップになった、
そして、その子孫で自民党の町村氏は現在自民党最大派閥の長である。
あのうちわ問題のあの議員も、在特会との関係で取りざたされたあの議員も町村派議員なのである。
このあたりをザっと見まわして見ても、今の日本は戦前の官僚とその血筋が権力を握っていることがわかる。
そして本日「特定秘密保護法」が始まった。
実に怖い。。
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